メキシコペソ応援ブログ

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FXでメキシコペソ買いのリスクや合わせてどの通貨を取引するかについての考察

前回、メキシコペソ買いの基本的な流れを説明しました。

FXでメキシコペソを取引する際の基本情報、必要資金、注意点など - メキシコペソ応援ブログ

 

今回、長期的な買いでスワップ益(金利差による利益)を目指す際のリスクや、過去の事例を基に対処法を考察してみました。

 

 メキシコペソ下落のリスク要因

まず、メキシコペソ円が下落するリスクについてですが、

 

1.  日本の金融引き締め

2.メキシコと米国の関係悪化

3.米国の金利上昇

4.リスクオフ

5.メキシコの金利低下(成長率低下)

6.原油価格の下落

 

などの原因が考えられると思います。

それぞれのリスクについて、簡単にまとめてみました。

 

1.日本の金融引き締め

現在日本はかなりの金融緩和をしていて金利が低くメキシコペソとの金利差が大きいですが、日本も今後金融引き締めの方向に向かい金利が上がるとすると、金利差が小さくなるので、メキシコペソ円は売られて下落すると思われます。

 

→日本の政策金利は約20年もの間、1%以下に保たれており、今後5年以内に金利が2%以上になることは考え辛いです。金利が上がるかどうかはインフレ率(物価の上昇率)と深い関連があります。インフレ率が上がるようだと金利も上がっていくことになります。インフレ率と金利との関係はまた今度まとめたいと思います。

 

2.メキシコと米国の関係悪化

以前「メキシコの経済情報( https://blog.axolotl777.com/entry/2018/10/08/135146 )」にかいたように、メキシコの最大の貿易相手は米国です。従って、米国との関係悪化はメキシコ経済に大きなダメージを与えます。

 

→トランプ大統領の言動に振り回されるでしょう。メキシコ新大統領の手腕にかかっていると思います。

 

3.米国の金利上昇

安全通貨である米ドルの金利が上昇すると、高金利通貨を持っているメリットが薄れるため売られて下落する恐れがあります。

 

→米国は近年金利上昇中です。どこまで上昇するかが問題です。トランプ大統領は金利上昇には反対していますが、米国の景気回復が継続するならばさらに金利は上昇するでしょう。こちらの金利上昇もインフレ率と関連します。

 

4.リスクオフ

一般的に、世界的な金融危機と関連するようなリスクが世界のどこかで起こると、比較的安全とされる通貨(日本円、スイスフランなど)に資金が集まり、新興国通貨(メキシコ、南アフリカ、トルコなど)は売られる。

 

→このリスクには様々な要因があるので、予想し難いです。

 

5.メキシコの金利低下(成長率低下)

現在メキシコは高金利ですが、金利が低下した場合はスワップによる利益も減少するし、メキシコペソ円も下落するかもしれません。

 

→メキシコが経済成長していく限りインフレ率も大きく下がることはないと思っているので、金利も下がらないと思っています。また、メキシコはメキシコペソ安になると困るので、簡単に金利は低下しないと思われます。

 

6.原油価格の下落

メキシコは資源国でもあるので原油価格が下がると悪影響を受けます。

 

→メキシコは原油国なのですが、それを精製する能力が低く、原油を米国に輸出して石油製品を米国から輸入している状態です。現在、メキシコは精製工場を強化する方針で、これにより自国ですべてまかなう予定だそうです。このシステムが完成すれば、原油価格にはあまり影響を受けないのではないでしょうか。

 

 

これらのリスクをみてみると、予想のできない大きなリスクは、4.リスクオフによる下落だと思われます。後の出来事は比較的予想できることですし、急に下落を引き起こすとは考えづらいからです。

 

過去10年におけるメキシコペソ下落局面

実際に、過去に大きくメキシコペソ円が下落した時にどの要因が大きかったかを見てみましょう。過去10年の間に、2円以上メキシコペソ円が下落したのは、

 

① 2008年8月~2009年1月で 10.7円→6.2円

② 2014年12月~2016年9月で 8.6円→5.2円

 

の2回で、この時に何があったかというと、

 

①はリーマンショックです。リーマンショックとは、米国第4位の投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)とその後の株価暴落などを指します。信用度の低い人を対象とした高金利の住宅ローンであるサブプライム・ローンを証券化した商品を大量に抱え込んだため、住宅バブル崩壊で損失が膨み破綻しました。また、米政府がそれを救済しなかったことも要因です。これにより世界的な金融不安と景気後退が広がりました。 

 

②の期間には様々な出来事がありました。中国株の暴落、ギリシャの経済危機、原油価格の下落、など。

 

従って、①、②ともにリスクオフによる下落が大きな要因だと考えられます。

 

この時の各通貨のチャートをみてみます。

① 2008年8月~2009年1月をみると、

 

①メキシコペソ円 約4円下落

 

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①スイスフラン円 約25円下落

 

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①ユーロ円 約50円下落

 

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①米ドル円 約20円下落(その期間の前後でも下落している)

 

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② 2014年12月~2016年9月では、

 

②メキシコペソ円 約3円の下落

 

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②スイスフラン円 約20円の下落

 

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②ユーロ円 約25円の下落

 

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②米ドル円 約11円の下落

 

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とどれも下落しています。

この様に、リスクオフによる大幅な下落の際には、安全通貨といわれるスイスフランでさえもスイスフラン円で下落することが解ります。

 

考察

では、このリスクを軽減させるために、どの様な取引の方法がよいでしょうか?

 

リスクオフによる大幅な下落時にどの通貨も下落するならば、買いと売りの保有を同程度にしておけば下落によるダメージを軽減できるのではないでしょうか。(買いで保有している場合、価格の上昇により売買益(含み益)がでますが、売りで保有している場合、価格の下落により売買益(含み益)がでます)

 

メキシコペソ円を買いで保有している場合、どの通貨を売りで保有すればよいでしょうか?

 

売りの場合、多くの通貨は円建てでスワップポイントがマイナスになります。せっかくメキシコペソ円買いでスワップを貯めているのに、売りでマイナスになってしまっては意味がありません。ですから、売りでもスワップポイントがプラスになる通貨を選びます。

 

ユーロ円やスイスフラン円のスワップポイントを見てみると、

 

スイスフラン円; SW売/買 = 10 / -13

ユーロ円; SW売/買 = 2 / -7

 

となっており(取引業者により値は異なります)、どちらも売りで保有した方がスワップ益がでることになります。

 

例えば、スイスフラン円を1単位(SBI証券では10000通貨)の売りで取引していると、一日に10円のスワップ益がでます。スイスフラン円は現在約113円なので、113万円分売りを保有していることになります。売りで保有していると、いずれ買い戻さなくてはいけないので、スイスフラン円が下落すると売買益がでることになります。

 

ユーロとスイスフラン、どちらを売りポジションで保有すると良いかは正直わかりません。

 

スイスフランは大きく上がることはないと思います。スイス政府がコントロールしているからです。また、金利も上がる動きはみられません。しかし、メキシコペソとの動きは同調しない部分も多いので注意が必要です。

 

ユーロは今後利上げをしていくと思われますので、その時期に注意しなくてはいけません。しかし、メキシコペソと似たような為替の動きをすることが多く、売買益を相殺するにはよいかもしれません。

 

今回はFXのリスクやリスクを軽減させる方法を考察してみました。

投資は、リーマンショックの様な10年に1度の大きなショックにも耐えられる方法で運用してください。

 

上記の様に過去10年の間に2回も大きな下落があるのですから、結構な頻度であると思っておいた方がよいと思います。

 

次回は、今回考えた取引方法(メキシコペソ買い+スイスフラン売り)で取引した例を紹介したいと思います。↓

メキシコペソ買い+スイスフラン売りの取引例 - メキシコペソ応援ブログ