メキシコペソ応援ブログ

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FXでメキシコペソを取引する際の基本情報、必要資金、注意点など

FX取引を始めるための流れをまとめました。

1.「証券会社やFX取り扱い業者に口座を開設」

FXで外貨を取引するには、証券会社やFX取り扱い業者に口座を開設しなくてはいけません。

 

メキシコペソを取引したい場合、メキシコペソを取り扱っている会社を選んで口座を開設する必要があります。

 

メキシコペソを取り扱っている業者は限られているのでよく確認してから口座開設を申し込んでください!

 

私は、元々持っていたSBI証券の口座でそのままFXの取引をしていますが、会社によって取引する通貨のスプレッド(売値と買値の差)やスワップポイント(二通貨の金利差から派生する利益)などが異なってくるので、これからメキシコペソの取引をメインに口座を開設したい場合は、メキシコペソの取引におけるスプレッドが小さく、スワップポイントが大きい会社を選んで開設することをお勧めします。

 

スワップポイントとは、取引する2通貨の金利差から派生する利益のことです。例えば、メキシコペソ‐円の「SW=売/買;-160/110」と表記されていた場合、メキシコペソを1単位買っていると一日に110円の利益をもらえる、逆に1単位売っていると一日に160円の含み損がでる、ということを示しています。

 

また、取引単位(いくらから取引できるか)も会社によって異なります。

 *取引単位は1万〜10万の業者が多いです。口座を開設したい証券会社のHPをみて確認してください。表示の価格にこの単位をかけた値から取引できることになります。例えば、メキシコペソ=6円で、1単位=10万通貨の証券会社でメキシコペソを買うと、1単位=60万円分から買えることになります。(必要保証金が入っていれば60万円口座になくても買えます、下記の具体例をみてください)

 

*スプレッドとは、例えば、現在6円/メキシコペソだった場合、買える値段は6円/メキシコペソよりほんの少し高くなり、売れる値段は6円/メキシコペソよりほんの少し安くなります。この買える値段と売れる値段の差をスプレッドと言い、これがあるために証券会社は利益を得ることができるということになります。

 

メキシコペソ取り扱い業者一覧

現在のいくつかのメキシコペソ取り扱い業者のスプレッドと買いスワップを並べてみます。(変動するので現在の値はHPで確認してください

SBI証券;スプレッド=3.8銭、買いスワップ=11円(1万通貨あたり)

外貨どっとコム;スプレッド=0.5銭、買いスワップ=12円(1万通貨あたり)

LightFX; スプレッド=1.5銭、買いスワップ=11円(1万通貨あたり)

みんなのFX; スプレッド=1.5銭、買いスワップ=11円(1万通貨あたり)

セントラル短資FX;スプレッド=銭、買いスワップ=15円(1万通貨あたり)

*スプレッドとスワップは流動的なので、現在の値は各業者のHPで確認して下さい。

 

長期的な取引で金利差による利益を目指すなら、スワップが大きいところを選んでください。しかしスワップポイントは変動します。現在の所、セントラル短資FXのスワップが高いです。また、システムの安定性なども考慮した方がよいそうです。

 

2.「実際の取引例」

私はSBI証券のFX口座なので、その例を書きます。

 

現在のメキシコペソは、

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買;6.060

売;6.022

SW売/買;-160/110

 

基準レート;6.041

取引単位;100,000

取引保証金;60,410

 

と表示されています。

 

これは、現在メキシコペソを買うと、6.06円/メキシコペソで、取引単位が100,000 なので、1単位分買おうすると(この単位からしか購入できません)、

 

6.06円×100,000= 60.6万円

 

ということで、60.6万円分のメキシコペソを買うことになります。

 

この時、1単位を買うのに60.6万円必要な訳ではなく、保証金60,410円がFX口座に入っていれば取引ができます。

 

しかし、仮に7万円しか口座に入ってなかった場合、メキシコペソ-円が、6.06→5.06に下落したとすると、60.6万→50.6万円になりますから含み損が -10万円になります。口座に7万円しかないので、含み損と合わせるとマイナスになってしまいます。

 

FX口座に入っている金額と含み損とを合わせて、保証金を上回っていないと、ロスカットという強制的に買ったものを売られてしまう仕組みが発動してしまいます。(どの時点でロスカットがかかるかはFX会社ごとに異なるので確認してください)

 

3.「どの位保証金を口座にいれておけばよいか?」

下がったところで強制的に売られてしまう(ロスカット)、という最悪な事態を避けるために、保証金は多めにいれておく必要があります。

 

どの位かというと、過去十年のメキシコペソ-円の最低値は約5円です。

ですので、長期運用を考えている場合、ここまで下落しても耐えられるように保証金を入れておいた方が良いでしょう。

 

5円まで下落すると、60.6万→50万円 になる訳ですから、1単位の買いで -10.6万円になるわけです。

 

必要保証金が約6万円なので、6+10.6万円=16.6万円はFX口座にいれておく必要があるということになります。(もちろん5円以下になることもあるかもしれませんので、それ以上に入れておくにこしたことはありません)

 

10単位の買いを行うとすると、最低でも166万円はFX口座に入れておいた方が安心かと思います。

(心配性の私は3倍は入れています。)

  

4.「スワップでどの位の利益を得られるか」

次に、スワップでどの位の利益を得られるか、ということについてですが、

 

SW売/買;-160/110

 

と表記されている場合、メキシコペソ-円を1単位買うと、一日に110円の利益が出ます。

1年で約4万円。

 

10単位買っていると一日で1100円です。すごくないですか?これだけでご飯を食べられますね。

 

10単位の買いで持っていると、1か月で33000円、1年で約40万円です!!

 

これだけでメキシコペソの魅力が解っていただけたかと思います。

 

それに加えて、もし今後メキシコペソ-円が上昇していったら、売った時の値段により利益が出ます。

 

6円の時に買ったものを7円で売ったとすると、60万→70万円ですから、1単位の取引で10万円の売買益がでます。これがスワップの利益に加算されるわけです。

 

もし、6円で買ったものが4年後に5円になっていて、そこで売らなくてはいけなくなったとしても、1単位分の売買益は -10万円ですが、スワップで、4万円×4年=16万円の利益がありますから、トータルで6万円の利益になります。

  

今回、メキシコペソ買いの流れをざっくりと簡単に書きましたが、レバレッジやロスカット率など、FX会社を通して設定できる項目などもあり、それにより必要保証金やロスカットされるタイミングなどは変わってきます。口座開設したFX業者のHPで確認してください。

 

次回は、FX取引のリスクとリスクを分散させるための考察を書きたいと思います。↓

FXでメキシコペソ買いのリスクや合わせてどの通貨を取引するかについての考察 - メキシコペソ応援ブログ