今週のペソ展望12月2週2018年
今週は日本のGDP、米国消費者物価指数の発表があります。
また、15日までにメキシコ新政権は緊縮重視の19年予算案を提出することになっています。新大統領が掲げる若者向けの奨学金・実習制度のための予算を組み込みつつGDP比0.9%の財政黒字を目指す予算案が作成できるかどうか。
格付け機関は予算案の整合性をみて格付けを判断することになるでしょう。
そして、再来週12月21日にはメキシコ政策金利の発表があります。
インフレ率が依然として高いことから、利上げの可能性が十分に考えられます。
今週の経済リスク要因
先週米国の要請でカナダ当局が中国スマートフォンメーカーのファーウェイの最高財務責任者を逮捕しました。これに中国政府が反発しており、米中貿易戦争の休戦合意が覆される恐れがあります。
欧州では、引き続きイタリア財政関連のゴタゴタ、ドイツ政局のゴタゴタがあります。
今週のメキシコペソ関連経済指標発表予定
12月10日
日本名目GDP
日本実質GDP(前年比、前期比)
日本経常収支
日本貿易収支
スイス失業率
12月11日
メキシコ外貨準備金
欧州ZEW景況感調査
12月12日
メキシコ工業生産(月額、年間)
米国消費者物価指数(前年比、前月比)
米国財政収支
12月13日
スイス中銀政策金利
欧州中銀政策金利
今週のメキシコペソ展開予想
冒頭に書いた通り、今週末の15日までに提出されるメキシコ19年予算案が非常に重要になります。なので、今週中のペソの動きは嵐の前の静けさといったところでしょうか。嵐に備えて上げておく展開を予想します。
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