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2020年新型コロナウィルスに対する見解のまとめ

2020年は新型コロナウィルスに右往左往させられました。

自分なりに論文やデータベースを調べて見解を述べてきたので検証したいと思います。

 

まず、新型コロナウィルスが騒がれ始めた2020年2月23日の日記では、

このウィルスの遺伝子配列をデータベース検索しました。

わかったことは、SARSウィルスとかなり似ているということ(RNA配列レベルでSARSウィルスと82%の相同性)。

ここから予測したのは、温度による活性(体外にでてからの感染力)維持の変化がSARSウィルスと似ていて、室温(25度付近)でも2日以上活性が維持されるのではないかということ。30度以上では1時間程度なので、気温が30度以上になる6月後半までは拡大が続くのではないかと予想しました。

 

新型コロナウィルスはいつまで流行するか? - メキシコペソ応援ブログ

 

日本では、4月5月は緊急事態宣言がだされ、それによりかなり感染が抑制されました。そのまま7月に突入し、暑いので感染はあまり広がらないのではないかと思いましたが、7月の中盤からまた感染拡大が始まりました。おかしいなと思ったのですが、この時広がったウィルスは変異で感染力がアップしたものでした。

 この日記の冒頭でちょっと述べていますが、

メキシコシティーの現状、8月15日2020年 - メキシコペソ応援ブログ

論文は引用していませんでした。

ちゃんと論文もでています↓

https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(20)30820-5

 

変異して感染力アップしてもSARSと相同性が高いことは変わりませんから、低温でより活性(体外にでてからの感染力)が強いことも予測しています。

 

 

そんな中、Go To トラベルキャンペーンが開始された。

私は一人旅キャンペーンを推奨しましたが。

「Go To 一人旅キャンペーン」にしたらいいんじゃない? - メキシコペソ応援ブログ

 

そしてなんとちょうど気温が下がってくる10月にGo To Eatキャンペーンが開始され、案の定、11月から感染拡大の一途をたどる。

ソロEatキャンペーンにして戦略的に感染抑制をすすめたら今頃こんなことにはなっていなかったと思います。

「Go To ソロ Eat」キャンペーンを始めたらいいんじゃない? - メキシコペソ応援ブログ

 

 

そんな中、目についたのはどこぞの教授となのる人たちの無責任な発言、それが記事になりツイッターで拡散されてた。この教授たちってちゃんと論文よんでるのか・・?それ以前に免疫わかっているのか・・?獲得免疫できてなかったら感染したことあったとしてもまた感染するんですよ。

 

tarzanweb.jp

 

この人の説だと自然免疫で98%が処理できていてその人たちは抗体(獲得免疫)ができていないらしい。それならばその98%の人は感染したことない人と同じで再度暴露されれば感染する可能性が十分にあることになります。

なぜ一人一回しか暴露されない仮定で話を進めているのか理解できない。

 

「日本人全員が新型コロナウイルスに暴露すると死者は最大約3,800人」とこの人は言っています。もうすぐ3800人超えますが感染拡大は続いています。

1人が複数回暴露されることは想定してないとか、多量に暴露されることは想定してないとか言い訳しそうだけど、うっすらと暴露されるだけという仮定はおかしい。

 

 

この人の同じような主張の記事がいろんな媒体に載っていました。

toyokeizai.net

 

news.yahoo.co.jp

 

ヤフコメ欄をみるとこの記事を読んで納得している人ばかり。

この記事が与えた悪影響は計り知れない。

 

この記事でこの人は「データの推移から、ウイルス干渉や集団免疫が実際に発生していると私はみており、新型コロナに対する免疫の強化がなされた人が国民の過半数を超えて集団免疫的な状況ができあがりつつあり、日本で重症者数や死亡者数は2020年の春よりも少なくなると考えている」と言っています。まだ感染拡大中ですがもうすでに重症者数、死亡者数、春を超えています。

 

変異が起きたせいとか言うだろうけど、変異が頻繁におこることくらいわかっているので言い訳にならない。

 

こうゆう人(教授)がいるから政策が誤った方向にいくのかもしれない。