メキシコペソ買いをお勧めする理由を「インフレ率と金利」の観点から説明します。
今日のトピックス
✔︎インフレ率と金利の関係と実質金利
FXをやっていると、金利の動向は常に大きなニュースになり、それにより為替が動きます。
では、金利はどのように決まるのでしょうか?
金利はインフレ率と深い関係があります。
インフレ率とは、CPI(消費者物価指数)の上昇率のことです。
CPI(消費者物価指数)とは、身の回りの商品を購入する物価の目安になります。
従って、インフレ率が大きければ、物価が高くなっているということ。
物価が高くなっていく局面では、通貨の価値は下がることになります。
去年1000円で買えたものが、今年は1000円で買えないわけですから。
そこで、政府は金利を調整することで自国通貨の価値を保っている訳です。
また、金利が上がれば、設備投資や住宅購入などの様々な経済活動が抑制されます。この様に、金利を調整することでインフレをコントロールしているのです。
日本はインフレ率を上げようと必死ですが、インフレ率は高ければよいというものでもありません。特に新興国ではインフレ率が高くなりすぎてハイパーインフレという状態になることがあります。
ハイパーインフレが起こると、物価の上昇速度が速すぎて何も買えなくなり経済活動がストップすることになります。これを防ぐためにもインフレ率が上がった場合は金利を上げて調節することが必要になります。
日本政府はインフレ率を上げようとしています。インフレ率が上がると通貨の価値が下がることになり、銀行で預金しておくのは損になるので、何かに投資した方がよいということになります。
上記の様に、インフレ率と金利とは深い関係があります。
この関係を考えると、いくら金利が高くてもインフレ率が高い場合、通貨の価値は上昇していないことになります。
その為、通貨の価値を考える上で、ある国の実質的な金利「実質金利」というものが重要になってきます。
実質金利とは、政策金利からインフレ率を引いたものになります。
二国間の実質金利差は、その通貨ペアの値動きと相関しやすいことが知られています。
✔︎今後のメキシコペソの見通し
メキシコの実質金利と、日本の実質金利の差は、現在約4%で、これは2005年から2008年の水準まで戻っています。
この頃、メキシコペソ円は9円~11円であったことから、今後この辺りまで上昇してよいと思います。(強気!)
メキシコペソ円の月足チャート↓(2005年〜現在)
少なくとも、今後大幅に下がることは考えづらいので、たくさん買っていこうと思います。
以上の事から、メキシコペソ買いを強くお勧めします!
しかし、何があるか分かりませんから下がっても大丈夫な程度にしておいて下さい。
これからFXを始めたい方はこちらの日記を参照してください↓
FXでメキシコペソを取引する際の基本情報、必要資金、注意点など - メキシコペソ応援ブログ