メキシコペソ関連ニュース2と今週の見通し
2018年10月31日
メキシコのGDPが発表され、7-9月期の伸び率が前年同期比で2.6%増であった。
伸び率は4-6月期と同じだった。
→予想通りだったこと、前期と同じだったことから、為替に影響は与えていません。
*GDPとは;国内総生産(Gross Domestic Product)。国全体の経済の大きさを測る指標の一つ。国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額。
2018年11月3日
中米からアメリカを目指して移民集団が北上しています。この移民集団は現在メキシコにおり、メキシコは支援策として難民申請を促したり、一時滞在許可をだしたりしているそうです。
→トランプ大統領は移民に対して厳しいことを言っていますから、米国との関係を悪化させない為に難民支援策が必要なのかと思います。
今週の見通し
2018年11月6日
アメリカの中間選挙があります!何かと注目が集まるトランプ大統領ですから、この結果次第で大きく為替が動くかもしれません。
大方の予想では、上院はトランプ大統領の共和党が過半数を維持し、下院は共和党が追い上げているものの、野党・民主党が過半数を奪還するとみられています。
予想通りだった場合、既に織り込み済みである可能性が高く、大きな動きはないでしょう。
しかし、ねじれ国会になりトランプ大統領の政策が進展しないことが見込まれるため、ドル安円高が進むかもしれません。または、大きな選挙の前にリスクオフムードだったこともあり、選挙後はリスクオンになり円安が進み、新興国通貨が上昇する可能性もあります。
予想を覆し、両院ともに共和党が過半数を維持した場合、ドル高円安が進むと思われます。
その他
FOMC声明、中東の地政学リスク、ドイツの政治リスク、イタリアの財政リスク
などに注意しておきたいところです。
*FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のこと。